オーラルヒストリーゼミ

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NEWS


2021.06.08 今年度の活動記録『活動記録』を更新しました
2021.06.08 今年度のゼミ生紹介ページ『ゼミ生紹介』を更新しました
2019.10.12 ゼミ生紹介『ゼミ生紹介』を暫定的に更新しました(この秋からの新規生についてはしばらくお待ちください)
2019.10.12 教員紹介『経歴、主な兼職、著書、論文、オーラルヒストリー』を更新しました
2018.11.20 研究成果『2018年度』『2019年度』をに18年度・19年度卒業製作を追加しました

 

開講にあたって


この研究会のテーマは「聞く」こと、もしくは「聴く」ことです。これまで研究の材料とされてきた文字資料や数字のデータは、どこか硬く、乾いていて、物足りなく感じたことがないでしょうか。とりわけ人を相手とする研究では、人の温度を感じるようなものが欲しくなるのは至極あたりまえのことに思えます。そこで「語る」「聞く」という。とても単純でありながらコミュニケーションを基調とした実感のある作業を通じて、研究を、そして未知を切り拓くことを考え、実践していく研究会を2009年にはじめました。

 

オーラル・ヒストリーとは。そしてこの研究会の目的は。


オーラル・ヒストリーは、「語る」「聞く」という基本的な方法に、いくらかのセンスを加えた研究の方法として、近年関心を集めています。わからないことをわかる人に聞くわけですから、方法としてはとても単純で明快です。対象は、政治家、官僚、財界人といった著名人から一般のひとびとまで、人生のベテランから子どもまで、「語る」ことのできる相手は誰でも「聞く」相手となります。誰もが取り組むことができ、それ自体にコミュニケーションの面白さを内包した方法、それがオーラル・ヒストリーです。

こう話してくると、なんだ、材料集めのインタビューかと思われるかも知れません。もちろん、それはその通りです。しかし、それだけでもありません。オーラル・ヒストリーは聞き手に仮説を与え、今まで見えなかった問題構造を目の前に開き、新たなる論理を与えてくれます。そして時には「語ること」「聴くこと」自体が問題解決の大きな手段となっていきます。

そしてもうひとつ、聞く力なくしてオーラル・ヒストリーは行えません。そして、聞く力を鍛えることは、想像する力と書く力を伸ばすことにつながっていきます。何より、語りを紡ぎ出していくことは、楽しく、想像を越えてエキサイティングなものです。「聞く力」を身につけ、語りを楽しみ、記憶と認識の構造を引き出していくことによって、ひとりよがりの視野をぐっと広げて、研究の糸口をつかんで深めていくことができるようになります。それがこの研究会の目的です。

 

この研究会が想定しているメンバー像


・オーラル・ヒストリーに興味のある人
・「語る」「聞く」「聴く」ことに関心のある人
・人の話を聞くのが好きで、それを何かに活かしたい人
・文字や数字だけを相手にする研究にいくらか疲れた人

研究会を進める上での三つの軸


上記の目的を達成するために、本研究会では3つのアプローチに取り組んでいきます。

 

1. オーラル・ヒストリーを身につける


まずなにより、オーラル・ヒストリーの方法を身につけ、洗練させていく必要があります。ただ聞くだけでは、さすがに研究にはなりません。このため、いくつかの優れたオーラル・ヒストリーを読み、これまで積み上げ磨かれてきた方法論を自分の経験に照らし合わせ、これらを材料にディスカッションを行なっていきます。この過程を経て、自らの研究プロジェクトに合った「聞く」方法をつかんでいきます。

 

2. オーラル・ヒストリーを個人でやってみる


とはいえ、オーラル・ヒストリーは「動」の手法です。座って勉強しているだけでは何もはじまりません。そのために、自らの研究プロジェクトとしてオーラル・ヒストリーを実践する必要があります。この準備、実践、レビューについて、他のメンバーとディスカッションしながら進め、洗練していきます。もっとも、担当者はオーラルで得られた情報のみで研究を組み立てることは、楽しさと同時に危うさを持っていると考えています。可能な限りの文字情報、数的根拠があってこそ、オーラルは活きてくるものです。
この個人研究プロジェクトが本研究会のメインになります。ゼミのメンバーは、オーラルを軸に「聴くこと」そのものから、政策、地域、起業、仕事、記憶、組織、文化、家族、心理、信仰など幅広いテーマに取り組んできました。まったく異なるテーマのメンバーが一同に解することで生まれるリエゾンもおもしろいと思っています。それこそがSFCでこうした「方法」を軸にする研究会を行う意味かもしれません。

 

3. オーラル・ヒストリーをさらなるプロジェクトに展開してみる


くわえて、もう少し広がりのある話をひとつ。せっかく同じ手法をもって研究に臨むメンバーが、個々の研究だけに取り組んでいてもつまらないし、何よりもったいないですよね。よって、研究会から希望者を募り、子どもが高齢者に地域の記憶、学校の記憶を聞く参加型・世代間交流プロジェクトを試行的にはじめていました。この研究会で行っていたインターンからスピンアウトした小布施若者会議のようなプロジェクトもありました。今回の再開後も、なにか新しいプロジェクトが生まれたら面白いですね。

研究テーマについて


研究手法を共有する研究会ですから、研究・プロジェクトのテーマは問いません。むしろ、手法を共有しながら多様な研究に取り組むことで生まれるリエゾンが面白いと思っています。実際、オーラルヒストリーは政策だけでなく、文化、伝統、組織、企業、生活、医療、家族、技術開発などあらゆる分野で活用されています。テーマについて不安がある場合は、事前に担当教員に相談してみてください。これまでの研究テーマは「研究成果」を参照してください。
参考:SFC CLIPさんによる記事 手法で広げる学問の領域 清水唯一朗研究会「オーラル・ヒストリー」 http://sfcclip.net/column2012070601

(最終更新:2015年春学期)

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